一般的に新築一戸建てを購入する際、1枚のガラスを入れますが、「複層ガラスにしてみますか？」と聞かれることがあるかもしれません。
しかし複層ガラスがどういったガラスなのか、ご存じではない方が多いのではないでしょうか。
この記事では、新築一戸建ての購入をご検討中の方に向けて、複層ガラスとはどんなガラスなのか、メリットとあわせてご紹介します。
新築一戸建てにおすすめの複層ガラスとは？
複層ガラスは、板状のガラスを複数合わせたガラスのことで、断熱性や遮音性などに優れているのが特徴です。
一般的に複層ガラスは、ガラスとガラスの間に乾燥した空気やアルゴンガスが入っているため、外気の影響を受けにくくなります。
間にどれくらいの空気の層を作るのかによって断熱性能が変わり、空気の層が厚い方が断熱性能が高くなります。
複層ガラスには2枚のガラスを合わせた「ペアガラス」のほか、3枚のガラスを合わせた「三層ガラス」、またガラスの間を真空にした「真空ガラス」など、種類が豊富にあるのも特徴です。
新築一戸建てに複層ガラスを入れるメリットとは？
それでは新築一戸建てに複層ガラスを入れると、どのようなメリットがあるのでしょうか。
前述した通り、複層ガラスは断熱性がとても高いことが特徴のため、室内の空気が外気温の影響を受けません。
たとえば冬場になると、ガラスが1枚の場合には、外気で冷たくなったガラスに室内の暖かい空気が触れることによって結露が生じ、窓に水滴がついてしまいます。
しかし複層ガラスを使用した場合には、冷たい外気が部屋の中まで伝わらないため、結露はほとんど発生しません。
反対に夏になると、暖かな外気の影響を窓から受けて冷房効率が落ちてしまうものですが、複層ガラスを使用するとその心配も不要です。
外気の影響を気にする必要がなくなるため、新築一戸建てに大きな窓をとりつけるなど、開放的な家作りが可能になることが複層ガラスを取り入れる大きなメリットといえるでしょう。
さらに複層ガラスには、遮音性や防音性を高める効果もあります。
なので、隣家を気にせず音楽や映画を楽しみたい方にも、複層ガラスはおすすめです。
一般的な複層ガラスは、中間層が6mmのものと12mmになったもの2種類が販売されているため、新築一戸建てに採用するときには、環境に応じて選ぶようにしましょう。
まとめ
複層ガラスを新築一戸建てに取り入れると、断熱性が高くなり、光熱費の節約にもつながります。
新築一戸建てを購入するときには、ぜひ検討してみてください。
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