中古戸建ての購入時に、地盤の強度を気にかける方は多いでしょう。
土台である土地の状態から安全性をチェックしたいけれど、方法が良く分からない方がいるかもしれません。
今回は、中古戸建てを購入する際の地盤のチェック方法についてご紹介します。
中古戸建て購入時に確認したい地盤調査報告書
中古戸建て購入時、地盤調査報告書があれば提示を受けて確認できるので安心できます。
専門的な事柄が書かれているため自身での判断は難しいでしょうから、報告書に書かれている内容の確認はプロにお願いするのがおすすめです。
しかし、中古戸建てには地震調査報告書のない物件が多くみられます。
売主が地震調査報告書を保管していなかったり、そもそも調査不要の時期に建てられた物件であれば、調査すらされていなかったりするのです。
販売区画のある中古住宅であれば、近隣の報告書を参考できないか相談してみるといいでしょう。
区画によって違いがみられることは珍しくないので、報告内容はあくまで参考としてくださいね。
中古戸建て購入時の地盤チェックポイント
続いて、中古戸建て購入時の地盤チェックポイントをいくつかご紹介します。
地震調査報告書がない場合は、下記の点を確認してくださいね。
▼丘陵地の地盤は強固
一般的に、造成方法が切土(きりど)の丘陵地は丈夫な土地といわれています。
切土とは、丘陵地の斜面を削って造成する方法で、地盤の強固さは元の状態と変わりません。
一方、斜面に土を盛って造成する方法が盛土(もりど)です。
盛土は元の地面の上に新しく土地を造成している分、切土と比べるとやや地盤が弱いです。
なお、傾斜地の造成地は切土と盛土を組み合わせて形成させる方法もあるので、見た目で切土なのか盛土なのか判断するのはなかなか難しいでしょう。
気になる中古戸建てが傾斜地の造成地に建っている場合は、その土地が切土なのか盛土なのか、はたまた両方を組み合わせて造ったのか売主に確認しましょう。
▼周囲に川、池、田んぼがある
家の近隣に水辺があるエリアは、土地が軟弱の場合が多いです。
川や池、田んぼの広がるエリアには注意し、過去の水害状況などをチェックしましょう。
▼埋立地
田畑を埋め立てたエリアは、地盤沈下が起こりやすいといわれています。
湾岸エリアなどは、大きな地震によって液状化現象が生じたりする可能性が高いです。
▼建造物の亀裂
基礎部分や建物の内外部、塀などに亀裂が入っているケースは、土地の傾きが関係している場合があります。
▼水を表す地名
地名に「水」の意味を含む漢字が使われていれば、その字に関連性がある、もしくは過去に関連があった地域と考えられます。
川・河・沼・田・江などが地名に入っているエリアは、実際に川や池などが周辺にあるエリア同様、注意が必要です。
まとめ
中古戸建ての地盤チェックで信用性が高いデータを入手できるのは、地盤調査報告書です。
自身で確認する方法としてはいくつかのチェックポイントがあるので、不動産業者や近隣住民に尋ねたり、自身の目で確かめたりしてくださいね。
セルフチェックはあくまで参考程度と理解して、正確な判断をしたい場合はきちんと調査を受けるとよいでしょう。
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