土地を探すときに目にする「古家付きの土地」とは、築20年以上を経た経済的価値のない中古住宅が建ったままの土地のことをいいます。
「古家付きの土地」を購入する場合、建物を解体して建て替えをするか、リノベーションなどによって既存の建物を活用するかを選ぶことになります。
今回は建て替えとリノベーション活用、それぞれの費用やポイントをご紹介します。
古家付きの土地の活用方法① 解体して建て替える場合
古家付きの土地の古家を解体し、新築に建て替える場合、主に「解体費」と「設計・建築費」がかかります。
「解体費」の相場は1坪3~5万円。
50坪の土地であれば、150~250万円です。
解体費がかかることが前提とされているので、土地自体は安く売られているのが一般的です。
また、都心部など道が狭いエリアでは、解体用の大型作業車が入れなかったり、駐車場代が高かったりして何かと費用がかさみ、相場の2倍ほどかかるケースもあります。
解体費の他にも、エアコンなどがついている場合のリサイクル費、解体時に地下から建物の基礎や浄化槽などの地中障害物が見つかった場合、追加の費用がかかります。
古家付きの土地の活用方法② 既存の建物を解体せずにリノベーションする場合
古家は築20年以上を経た住宅のことですが、売り主の使い方如何によっては状態がよいものもあります。
とはいえ、水回りや外構、壁紙などは経年劣化が気になるでしょう。
そこでおすすめの活用方法がリノベーションです。
古家のベースは残しつつ、間取りを変えたり、壁紙や水回りを新しくしたり、自分好みのこだわりの家にすることができますよ。
古くて暗かった古家が、味わいを生かしてカフェ風の家に生まれ変わったり、外観からは想像もつかない新築のような家に生まれ変わったりした事例もあります。
どこまでリノベーションするかによって費用は変わりますが、水回りなどを交換するだけなら300万円、間取りなども変えるフルリノベーションの場合は2000万円ほどかかります。
ただ、間取りを変えたいと思っても、建物の構造上できないこともありますので、購入前にリノベーション会社と一緒に内見しておくことをおすすめします。
物件探しの段階からリノベーション会社に依頼しておくと、リノベーション活用ができる物件かどうかをあらかじめチェックしてくれることも多いです。
工期は解体の必要がある建て替えよりも一般的に短いので、引っ越しまでの住居費を抑えられるというメリットもありますね。
まとめ
古家付きの土地は、解体などの費用がかさみますが、その分安く流通しており競争率も低いです。
建て替えをすればこだわりの家を1からつくり直すことができますし、リノベーションをすれば既存建物を活用しつつ古家の味わいをいかしたおしゃれな家ができます。
更地だけでなく、古家付きの土地の購入も検討に入れてみてはいかがでしょうか。
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