少子高齢化社会が進むとともに住宅の所有者も高齢者が増え、シニア世代に合わない状態の住宅が増えていると言います。
たとえば2階建て4LDKの住宅ならば老夫婦には広すぎて部屋も余り、維持管理にも手がかかるということですね。
そうした住宅を担保に入れることで、老後資金や維持管理費などを借り入れできる制度がリバースモーゲージです。
住み替えも可能に!住宅を担保に入れてお金を借りるリバースモーゲージとは?
リバースモーゲージとはどのような制度なのでしょうか。
リバースモーゲージとは自宅を担保にしてお金を借り入れて、所有者が死亡したときに担保に入れた物件を売却して融資を一括返済する制度です。
所有者の死亡までを見込んでいるローンのため年齢制限が有り、基本的にシニア世代が利用をするものになります。
シニア世代は大きな収入がないために、現役時代に積み立てていた資金や退職金などを切り崩しながら生活するのが一般的です。
そのときに、もし資金が足りなくて自宅を売却してしまうと住むところに困ってしまいますが、リバースモーゲージなら住み続けながら融資を受けられます。
金融機関によって異なるものの、融資された資金の金利のみを返済すればよく、死亡時に担保物件を売却して融資金を返済します。
物件は無くなってしまいますが、子供に家を残す必要がない状況が増えているために、利用する人が増えている制度です。
また、このリバースモーゲージを活用すると、住み替え資金にも利用することができます。
リバースモーゲージを利用した住み替えの事例とは
リバースモーゲージを利用した住み替えの事例とはどのようなものがあるのかを、ご紹介します。
まず、諸経費込みで2,000万円の中古マンションを購入した事例とはどのようなものでしょうか。
物件の担保評価は1,000万円なのでその金額を借り入れし、自己資金を1,000万追加して物件を購入しました。
すると、リバースモーゲージの毎月の支払金額は金利分のみなので、賃貸物件以下の金額で住み替えすることができました。
また、現在住んでいる自宅と新たに購入する物件の2つに担保設定をして、自己資金をほとんど用意せずに物件を購入できる事例もあります。
自宅の扱いについての検討が必要なことと毎月の支払金額は増えてしまいますが、年金以外の収入があるのならば一つの良い方法になります。
リバースモーゲージを用いればこういった住み替えの方法もあるので、条件が整っている場合は検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
リバースモーゲージとはシニア世代を対象にした、自宅を担保にして銀行からお金を借りる制度です。
借りたお金は所有者の死亡時に物件を売却することで返済され、月々の返済は借入金額の金利のみとなっています。
この制度を利用して住み替えをすることもできるので、条件が整っている方は是非検討してみて下さい。
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